長年、ニンジンを作っていますが、毎年、同じように作っても天候に左右されるから、デキは抜いてみないとわからないんですよ。令和５年の春は長雨で、収穫したニンジンの５割以上が規格外になってしまいました。
今まで形や大きさが規格に合わないニンジンは、ご近所さんにもらってもらうくらいしかできなかったのが、りんのひとさじさんで商品にしてもらえるようになったのは本当にうれしい。
りんのひとさじさんには、農家の気持ちまで汲んでもらえていると思ってます。

機械で収穫するため、どうしても傷が入るものが出てきます。
手作業で収穫すればロスを減らせますが、200t程の収穫があるから、手作業ではとても追いつかないんです。
以前から自分のところの玉ねぎを、何か商品化したいと思っていたので、うちの名前が入ったドレッシングになってくれてうれしく思っています。
今まで売れない玉ねぎは、お金を払って廃棄していたので、商品化してもらえたことは本当にありがたい。今後の展開も楽しみにしています。

妹尾さんが酒蔵を構える倉敷市玉島南浦は南を瀬戸内海、三方を山に囲まれた穏やかな気候です。備中杜氏発祥の地として知られ、お酒や味噌、醤油や味りんなどの醸造が、古くから盛んなエリア。明治37年（1903年）、初代妹尾清次郎氏が創業し、代々にわたってその伝統製法が受け継がれてきました。国産もち米、米麹、米焼酎のみ、添加物を一切使用せず、深みのある甘みを醸し続けています。